あなたが八王子市に住んでいて子どもを育てている親なら、児童手当という給付金を知っておくことは重要です。

え、たしかに!言われたら良くわからないかも!

そうでしょ?知らないと損するからね!
これらは15歳以下のお子さんを抱える親に対して、子ども1人あたり月額10,000円から15,000円が国から支給されるものです。
本記事では、八王子市の住民が受け取れる児童手当の具体的な金額や申請の手順、受け取り時期についての基本情報を解説します。
さらに、これらの給付金をどのように有効活用できるのかについてもわかりやすく説明しますので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
この記事はこんな方におすすめ
・八王子で子育てをしようと考えている
・児童手当をよく知らない
児童手当とは

児童手当は、15歳以下のお子さんを育てている親に、子ども1人あたり月額10,000円~15,000円が国から支払われる給付金です。
岸田首相は2023年6月13日に新たな「こども未来戦略方針」を発表しました。
この新政策は3つの主要な変更点を持っており、全ての家庭が児童手当を受け取ることが可能になるとともに、支給対象年齢が18歳まで拡大し、多子世帯への支援も強化されます。
所得制限の撤廃
以前は一部の高収入世帯に対しては児童手当が支給されないという所得制限がありましたが、これが撤廃され、全ての児童に対して児童手当が支給されるようになります。
支給対象年齢の拡大
これまでは中学生までが児童手当の支給対象でしたが、これが18歳までということになります。
支給金額は高校生1人あたり月額1万円とされています。
多子世帯への増額
多子世帯への児童手当が増額されます。第3子以降の場合は0歳から高校生まで3万円が支給されることになります。
これまでの制度では、3歳から小学校修了前までの第3子以降に対して15,000円が支給されていましたが、新たな方針では0歳から高校生までの第3子以降に3万円が支給されます。
なお、多子世帯とは、満18歳未満の児童が現に3人以上いる世帯を指します。
以下にこれらの変更点を表にまとめました。
変更点 | 旧制度 | 新制度 |
---|---|---|
所得制限 | 一部の高収入世帯には支給なし | 所得に関わらず全ての児童に支給 |
支給対象年齢 | 中学生まで | 18歳まで |
金額 (高校生) | – | 1人あたり月額1万円 |
金額 (第3子以降) | 3歳から小学校修了前まで1人あたり月額15,000円 | 0歳から高校生まで1人あたり月額3万円 |

早く適用されてほしいね!
児童手当でもらえる金額

児童手当は子どもの年齢や世帯の所得により、支給額が異なります。以下、詳細な条件と支給額を説明します。
まず、0歳から3歳未満のお子さんがいる場合、全ての世帯に対して月額15,000円の児童手当が支給されます。
子どもが小さく、特に保育や育児に手間とコストがかかるこの時期に対する支援となります。
次に、3歳から小学校修了前のお子さんがいる世帯では、その子どもの人数により支給額が異なります。
具体的には、第1子および第2子に対しては月額10,000円、そして第3子以降に対しては月額15,000円の児童手当が支給されます。
これにより、子どもが多い家庭ほど受け取る支給額が多くなります。
そして、中学生までのお子さんがいる場合、一律で月額10,000円の児童手当が支給されます。
一方、所得制限が適用される場合があり、これは家庭の年間所得が一定の額を超えている場合に影響します。
所得が制限額から上限限度額の範囲にある世帯に対しては、月額5,000円の児童手当が支給されます。
さらに、年間所得がこの上限限度額を超える世帯については、児童手当の支給はありませんので注意が必要です。
以下にこれらの条件と支給額をまとめた表を示します。
支給対象年齢 | 支給額(月) |
---|---|
0歳~3歳未満 | 15,000円 |
3歳~小学校修了前 (第1子・第2子) | 10,000円 |
3歳~小学校修了前 (第3子以降) | 15,000円 |
中学生 | 10,000円 |
所得制限から上限限度額世帯 | 5,000円 |
上限限度額を超える世帯 | 支給されません |
以上の児童手当の支給額について理解し、自身の世帯がどの条件に当てはまるのか把握することで、適切な申請と受給を行うことができます。
こちらには所得制限限度額に関する情報を表にまとめます。
扶養人数 | 児童手当全額支給 | 児童手当特例給付 | 支給なし |
---|---|---|---|
0人 | 6,300,000円未満 | 6,300,000~8,660,000円未満 | 8,660,000円以上 |
1人 | 6,680,000円未満 | 6,680,000~9,040,000円未満 | 9,040,000円以上 |
2人 | 7,060,000円未満 | 7,060,000~9,420,000円未満 | 9,420,000円以上 |
3人 | 7,440,000円未満 | 7,440,000~9,800,000円未満 | 9,800,000円以上 |
4人 | 7,820,000円未満 | 7,820,000~10,180,000円未満 | 10,180,000円以上 |
5人 | 8,200,000円未満 | 8,200,000~10,560,000円未満 | 10,560,000円以上 |
この表は税法上の扶養人数ごとに、それぞれの年収レンジで受け取ることができる児童手当の額を示しています。
全額支給、特例給付、支給なしの3つのカテゴリに分けて表示されています。
児童手当の支給日

児童手当の支給日は、年間に3回、具体的には2月、6月、および10月の10日頃に設定されています。
具体的な振込のスケジュールは次の通りです。
2月~5月分の支給は6月に、6月~9月分の支給は10月に、そして10月~翌年1月分の支給は翌年の2月に行われます。
このように、4ヶ月分の支給が一度にまとめて行われ、受け取りは申請時に登録した銀行口座に振り込まれます。
八王子市はこちらから確認できますよ。
児童手当の申請方法

児童手当を受け取るためには、自身で役所に申請する必要があります。
重要なことは、申請期限を逃さないようにすることです。
期限を過ぎてしまうと、その期間の児童手当の支給を逃してしまう可能性がありますので注意してくださいね。
新たに子どもが誕生した際には、その出生日から15日以内に児童手当の申請を行う必要があります。
たとえば、子どもが1月1日に生まれた場合、1月15日までに申請を行うことが必要となります。
子どもの誕生とともに、出生届の提出も必要となります。出生届は、新たな命の誕生を公にするための手続きで、これにより赤ちゃんが正式にこの社会の一員となり、様々な母子保健サービスを受けられるようになります。
この出生届は、子どもの誕生日から14日以内にお住まいの市区町村の役所に提出しなければなりません。
なお、子どもが国外で生まれた場合は、出生届の提出とともに、特に注意が必要です。
この期間内に国籍留保届の手続きを行わないと、赤ちゃんが日本国籍を失う可能性がありますよ。
児童手当の申請に必要な書類

児童手当の申請を行う際には、以下の書類を揃える必要があります。
①認定請求書
②受給者の銀行口座情報(銀行名、支店名、口座番号が分かるもの)
③受給者のマイナンバー確認書類
④受給者の身分証明書
⑤受給者の健康保険証
ただし、ご自身の状況によっては、これらに加えて別の書類が必要となる場合もあります。
そして、児童手当を継続して受け取るためには、以前は年に一度必ず「現況届」の提出が必要でした。
しかし、2022年6月からの新制度により、各自治体の判断によっては現況届の提出が原則として不要になりました。
ただし、特定の状況にある方々や、一部の地域では現況届の提出が引き続き必要となる場合もありますので、その点はご注意ください。
具体的な提出要否については、お住まいの市区町村役所に確認することをおすすめします。
八王子市の児童手当のまとめ
八王子市の児童手当とは、子どもを育てる家庭を支援するためのお金です。
どんなに年齢の子どもに、どれだけの金額が支給されるのか、そしてその条件は何か、今回の記事で詳しくお伝えしました。
もし、あなたが八王子市に住んでいて子どもがいるなら、この児童手当をもらえるか確認してみましょう。
必要な手続きをきちんと行えば、あなたの家族がこの給付金を受け取ることができます。
児童手当はあなたの家族を助ける大切なお金です。
だからこそ、どんな条件で、どうやってもらえるのかをしっかり理解しておきましょう。
それが、子どもたちの明るい未来を作る第一歩ですよ。
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